お疲れ様です。お待たせしました。次男坊です。
前回は資産形成にお勧めの投資信託について紹介させていただきました。
全世界株式は万能な投資信託で、「正直これだけやっておけばいい!」と言う人もいるくらいです。
投資を勉強していくうちにまた別の投資信託や投資に挑戦してみたくなります。
そういった方のために今回、全世界株式以外でお勧めできる投資信託を3つほど紹介させていただきます。
ぜひともお付き合いください。
今回の記事はこのような方を対象としています。
全世界株式だけじゃ飽きてきたんだけど?
もう少しリスクを取った投資信託がいい
リスクを取る上での対処法もできたら教えて
結論から言うともう少しリスクを取りたい方向けの投資信託はこれでした。
全世界株式と同様にお勧めできる「全米株式」や「S&P500」に連動した投資信託
更にリスクを取れる「NASDAQ」に連動した投資信託
リスク対策としては「少額から購入する」「新興国株式に連動した投資信託も購入する」
お勧めファンド②世界で一番成長著しい『全米株式』と『S&P500』
全世界株式の次にお勧めな投資信託は「全米株式」や「S&P500」に連動したインデックスファンドです。
S&P500指数はアメリカの株式上位500銘柄(大型株中心) 全米株式は小型株も含めた4000銘柄で構成されている投資信託です。
全米株式派と全世界株式派とではどちらが優れているかと言う議論が度々起こるほど人気があるインデックスファンドです!
メリットとデメリット
メリットは全世界株式と同様に右肩上がりなパフォーマンスで、なおかつ成長率が全世界株式よりも上であることです。
前回も少し言いましたが全世界株式のデメリットは成長率の悪い(もしくは停滞している)国にも投資していることでした。
しかしアメリカは年平均4~7%で成長しており、また全世界株式も実際は6割近くアメリカに投資している状況です。
全世界株式派と米国株式派は長年対立を続けていますが、単純な成長率自体はアメリカに投資し続ける方がいいと思います。
ただしデメリットとしてはアメリカ一国に投資する、と言うことです。
インデックスファンドのメリットのひとつは分散が効いているので、管理の手間が省けるということです。
その際、アメリカと言う国一つだけだと分散が効いていない、と言うことです。
事実、アメリカはかつて景気が不調な時もありました。
特に2000年代はITバブルの崩壊や新興国の台頭、およびリーマンショックなどにより調子が悪い時期でした。(下図参照)
アメリカは確かに強いですが、10年、20年先も同じパフォーマンスを保っているかと言うと、100%そうとは言えません。未来は誰にもわかりませんから
未来に期待しないという意味では全世界株式の方が理にかなっている、と言うのが全世界株式派の意見です、
こういう人にお勧め
全世界株式に飽きてきた人に、お勧めと言えます。
そんな簡単な理由でいいのか?と突っ込まれるかもしれませんが、米国株式に連動するインデックスファンドは自由度が高く、またETF(上場投資信託)と言う東京証券取引所などの金融商品取引所に上場している投資信託もあります。
これは同じ投資信託でも個別株のように売買することも可能なため、リアルタイムでの取引が出来ます。(全世界株式にもETFはあるのですが、米国の方が種類が豊富です。)
さらにネット証券を使えば、米国ETFと呼ばれるアメリカで売買されているので、さらに選択肢が広がります。
お勧め投資信託
有名なものとしては
S&P500に連動した
- emaxisslim米国株式(s&p500)
- SBI・V・S&P500インデックス・ファンド
全米株式では
- SBI・V・全米株式インデックス・ファンド
- 楽天・全米株式インデックス・ファンド
が挙げられます。いずれもコストの安さから人気となっている投資信託です。
特にemaxisslim米国株式(s&p500)は全世界株式と同様値下げを行っている実績もあるので特にお勧めです。
またSBIアセットマネジメントが出しているSBI・V・S&P500インデックス・ファンド(全米株式インデックス・ファンド)もまた最近は『emaxisslim』シリーズよりも低い信託報酬として有名になってきています。
ただし、二つとも楽天証券では買えないので、SBI証券やマネックス証券の口座をお持ちの方は検討してみるのもいいと思います。
こんなファンドも:『NASDAQ100指数』に連動した投資信託
アメリカにはNASDAQと言う市場があります。
アメリカにはNASDAQと呼ばれる電子株式市場が存在しており、そのうちの上位100銘柄に投資するファンドが存在していますが、近年はこの指数に連動した投資信託も充実してますので、併せて紹介します。
メリットとデメリット
メリットは何と言ってもGAFAMと呼ばれる近年アメリカで力をつけている企業の比重が大きいことです。
S&P500の指数において、GAFAMと呼ばれる以下の企業の比重は20%ほどと言われております。
- AMAZON
- APPLE
- Microsoft
いずれも日本の方にも馴染み深い企業と言えます。
アメリカのS&P500は確かに優秀な指数ですが、一つ弱点があります。
それこそこのGAFAMと呼ばれる企業集団の存在です。
実際近年はGAFAMの影響が大きく、これらの企業がアメリカを先導していると言えます。
しかしそれは逆にS&P500が強いんじゃなくてGAFAMが強いんじゃないか、と言う意見も生んでいるのです。
実際アメリカではS&P495と言う言葉も生まれており、これはS&P500からGAFAMを除いた495社の指数です。
S&P495の指数を見てみると動きは右肩上がりではなく横ばいであったと計算がされています!
じゃあ、この5社だけ買えばいいじゃん、と言う人もいますが、これらの株は現在は特定の証券口座を開設したら1000円で買えたりしますが正直言ってリスク分散的にかなり危ないです。
そこで登場するのがNASDAQ100指数です!
この指数はGAFAMのの比重が高く、約40%とS&P500の倍以上です!
これにより近年はS&P500よりも高い成長率を誇っているのですが、同時にGAFAMの比重の重さは弱点にもなります。
NASDAQはGAFAMの比重が多く成長率も高いことから最近注目されていますが、かつてITバブルが崩壊した際、S&P500を超える下落となってしまいました。
また2022年に入って以降は国際情勢の不安定さなどからS&P500よりも下落傾向となっています。
正直言ってメインの投資先には向かないと言えるでしょう。
お勧め投資信託
有名な投資信託としては
iFreeNEXT NASDAQ100インデックス(信託報酬年率0.495%)
が挙げられます。
これはNASDAQ100指数に連動した投資信託の中では比較的早いうちから登場しているファンドであり、コストの低さから今も人気のある投資信託です。
しかし近年三菱UFJ投信が新たに
eMAXIS NASDAQ100インデックス(信託報酬年率0.440%)
と言うファンドを出してきました。
これは以前人気だったiFreeNEXT NASDAQ100インデックスよりもコストが低く、また低コストで有名なemaxisシリーズのシーズのため注目されていますが、過信は禁物です。
ハイリスクな投資信託をどう購入するか、次の章で解説します。
注意!リスクの取りすぎダメ。ゼッタイ。
ここでどうしても皆様に伝えておきたいことがあります。
それは今回紹介したS&P500やNASDAQといった米国の株式指数に連動した投資信託は全世界株式と比較してハイリスクである、と言うことです。
投資信託を続けられない理由として「下落に耐えられない」ことはよく挙げられています。
またアメリカは今は全世界株式の中でも5割以上を占めるなど経済成長はいまだ継続していますが、今後この状況が続くか分かりません。
ではどのようにリスクを減らしつつ米国株式を購入するか、説明させていただきます。
リスク対策①小額から購入する
これはNASDAQ100指数などハイリスクな投資信託に効果的です。
まずは小額から始めていき、リスクに慣れていくことで少しずつ金額を増やしていきましょう。
またPONTAや楽天ポイントと言ったポイントを用いて投資をすることもいいでしょう。
最近は楽天証券やSBI証券などでポイントを用いて投資が出来ます。
ポイントのため必然的に少額での投資となるのでリスクを減らくことが出来ます。
リスク対策②新興国株式も購入する
もう一つの対策としては新興国株式インデックスに投資するのもありだと思います。
これはどういうことかと言うと米国株式に新興国株式を組み合わせて全世界株式の配分に近づけるためです。
新興国株式に連動したインデックスファンド自体は経済状況の不安定さからメインの投資先としては不適ですが、アメリカが過熱しすぎている場合のブレーキとして効果を発揮します。
また為替リスクを避けるという意味では国内の高配当株にも挑戦するのもありですが、今回は長くなるので説明を割愛させていただきます。
まとめ
今回のまとめです
全世界株式と並ぶ人気の投資信託である米国株式に連動したインデックスファンドの紹介をしました。
- 全世界株式同様に堅実に成長しているS&P500や全米株式もお勧めです
- さらにリスクを取りたい場合はNASDAQ100指数も、しかし過信は禁物。
- リスク分散のため、小額購入や新興国の株式などもポートフォリオに組み入れましょう!
近年はアメリカの勢いがすさまじく、投資先として非常に人気です。
しかし全世界株式どちらが優れているか、と言う話に関しては正直個人の好みの問題も大きいです。
未来のことは誰にもわからないため、リスク分散を忘れないように心がけましょう!
それでは今回はここら辺で失礼させていただきます。
本日はお付き合い頂き誠にありがとうございました。
ハロー!そして…グッドバイ!
コメント