お疲れ様です。お待たせしました。
次男坊です。
自分は写真を始めてからずっととっている被写体があります。
それは猫です。
家であまり動物を飼えなかった経験もありますが、子供のころから動物が好きで大学入ってからもよく猫の写真を撮っていました。
その後、猫の写真で何度か入選・入賞したことがありますが、撮影していくうちに魅力的に撮影するコツがある程度つかめました。
今回はその方法について説明させていただきます。
今回の記事はこのような方を対象としています。
猫の写真を撮るときにコツみたいなものが合ったら教えて
インスタグラムとかで見るような写真が撮りたい
カメラの具体的な設定とかが知りたい
結論から言うと初心者の方が猫の写真を撮るときに心がけておくことはこれでした。
猫に敬意を!猫の目線に姿勢やカメラを下げる。
生命に光を!瞳にAFを合わせると表情〇に
設定を使い分けよう。日中帯は絞り優先、屋内や夕方はSS優先
ポイント①猫の目線に合わせる。
初心者の方には何と言ってもこれが大事だと思います。
まずは猫の目線まで姿勢を下げて躍動感ある写真を撮っていきましょう
メリット:写真の情報量を減らし、臨場感を与える
メリットは何と言っても猫の目線に立つことで臨場感を持たせることが出来ることです。
これは書籍「カメラはじめます!」にも書かれているんですが
写真は上から撮ると説明っぽくなってしまいます。
猫の見上げる写真を撮るような写真はそれはそれで可愛いのですが、それを狙う場合でなければちゃんと猫目線にしましょう。
また余談ですがこの本、とってもお勧めです。
漫画形式でとにかく分かりやすくて、初心者が抑えるポイントを明確にしています。
お勧め書籍はまた別の機会に教えます。(研究中)
また写真を撮る際にも猫が逃げづらいこともメリットです。
野生の頃の名残ですが、動物は基本上から手とか出すの嫌がります。
上から上から写真を撮ると猫はどうしても怖がってしまうものです。
一点注意点を上げるとすれば、しゃがむときには服を汚さないようにしましょう。
これは下にマットや新聞紙を引く、という対策もできます。
具体的な活用法:望遠レンズを活用して逃げられないように撮影
猫の撮影で大切なことに距離感があります。
猫によって近寄っていい距離と言うのは別々で、もし日ごろから会える場合でしたらどこまで近づいていいか観察してみましょう。
すぐに逃げるような猫の場合、お金に余裕がある人は望遠のきいたレンズを買い足しましょう。
猫に近づきすぎずに済むので、猫も安心します。
お勧めは18-105mm以上の「高倍率レンズ」です。
広角でも望遠どちらにも対応している便利なレンズで、さらに値段もこなれています。
猫を撮影すること以外でも、スナップ写真といった普段使いにも便利です。
また、フルサイズのカメラをお使いの方なら28-200もいいと思います。
距離感をつかむ、場合によっては望遠レンズことで猫に敬意を払いましょう!
ポイント②猫の瞳にAFを合わせる。
猫を撮る際に欠かせないポイントとして猫の瞳にピントが行くようにすることです。
これを心がけることで撮影している猫ちゃんの可愛さがグッと上がります。
メリット:瞳にピントが入ることで表情が出て生き生き
動物でも人でも撮影において大事なのは表情を撮ることですが、瞳にピントが合うことで表情に多様性を持たせることが出来るのです!
猫の場合寝ている姿もいいのですが、猫の顔は可愛いだけでなく野生の名残、かっこよさが出ているときがあります。
その時に説明させるうえで大切なのが目なのです。
「目は口程に物を言う」これは写真の世界では本当にそうで
- 子猫の無邪気な姿
- 野良のりりしさ
- 遊んでいるときの必死な様子
これらを説明するうえで大切になってくるのが目なのです。
また構図も設定しやすいのも大きなメリットです。
三分割構図、日の丸構図、対角線構図などいろいろありますが、猫の撮影の際、主役である猫にピントが合ってないと魅力が半減されます。
動き回る猫の場合でしたらなおのことです。
動く猫の際には後でパソコンで読み取った後にトリミングしましょう
具体的な活用方法:最新の技術「動物瞳AF」を活用!
ピントを合わせるために、AFの優秀なカメラを選びましょう。
カメラには瞳AFと言われる瞳にピントが行くような機能がついてる機種も多数出ていて、これにより撮影における失敗を減らせます。
当初は人間の瞳だけでしたが、最近は犬や猫の様な動物にも対応したカメラも出てきています。
お勧めはSONYのミラーレスカメラです。
エントリーモデルにもしっかり動物瞳AFが導入されているので、カメラ初心者の方ならまずハズレじゃないです。
他のメーカーも出していますが、高価な機種にしか対応してなかったりAFの性能でSONYに負けてたりする。
猫ちゃんを可愛く撮ってくださいね
ポイント③日中帯は絞り優先、夕方や屋内はSS優先
続いては猫をとる際の設定の仕方ですが、基本は絞り優先(AorAv)でいいと思います。
絞り優先とはF値をボケ具合を自分で設定できるモードです。
絞り値を上げるとピントが合う領域が増え、下げるとボケのきいた写真が撮れます。
日中帯:絞り優先(AorAv)にしてボケも効かそう
F値(絞り値)は9~11がお勧めです。
後ろの背景も生かしやすく使いやすい値となってます。
また猫が複数いるときもバランスよく入れられます。
またISO感度は100~400にしましょう!
ISO感度というのは光を感じ取る値のことです。
上げると暗い所でも明るい写真が撮れますが、写真がざらついてしまいます。
なので日中帯は100-400位でいいですが、次の写真を撮る際には日中帯でも少し上げた方がいい場合もあります。
夕方や屋内:シャッタースピード優先(SorTv)にして猫を捉える
動く猫の時・辺りが暗いときにはシャッタースピード優先(SorTv)がお勧めです。
シャッタースピード優先とは、シャッターを切る速度を自分で設定するモードです。
これにより、素早い猫の動きにも対応でき、また暗い場所でもブレずに撮影可能です。
具体的な設定方法としては、動き回る猫の撮影なら250~500分の1以上の速度が必要です!
更にジャンプするなどの一瞬を撮るときにはそれ以上にあげる必要があります。
また、暗い時間帯の撮影ではSS(シャッタースピード)は60-100分の1くらいにあげましょう。
これによりあまり動かない猫でも、ブレずに撮影できる可能性が上がります。
それでも画面が暗い場合、今度はISO感度をあげましょう
カメラにもよりますが、800-1600くらいが使いやすいです。
動き回るときには単焦点レンズを買うのもありです。
単焦点レンズとはボケ味を楽しむためのレンズですが、最低F値が低くて夕方でも明るい写真が取れます。
これにより暗い時間帯、および動き回る猫の撮影でも明るい写真が撮れます。
定番は1.8もしくは1.4、焦点距離はAPS-Cのカメラなら35mm(フルサイズなら55mm)位が丁度いいです。
値段もそこまで高くなくお手頃と言えます。
ぶっちゃけ初心者の方は先ほどの高倍率レンズとこの単焦点レンズを買うだけでもだいぶ撮影の幅が広がります。
まとめ
今回は猫を撮影するうえで心がけることについて説明させていただきました。
- 猫の目線に合わせて写真を撮る
- 猫の瞳にAFが行くように撮影する。
- 日中帯では絞り優先、夜間帯や素早い猫にはシャッタースピード優先
これらを意識していくだけでも猫の撮影は大分変ってくると思います。
大切なのは可愛く猫を撮ることですが、同時に猫に敬意を表さなくてはいけません。
猫を観察し、時に可愛く、時にダイナミックに撮影しましょう!
それでは今回はここら辺で失礼させていただきます。
本日はお付き合い頂き誠にありがとうございました。
ハロー!そして…グッドバイ!
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